■放射性物質の魚介類への影響につきまして
私も生の鮪を取り扱っている関係上ここ4ヶ月血眼になって情報を探しました。

次に自分のhpで放射能汚染のことをお伝えするには、
正確な情報を公平な視点から掲載する必要があり、これに時間と神経を使いました。

現時点で解った範囲を要約するとこうなります。

現時点での水産物の放射性物質については水産庁の HP

http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html

を御覧ください。


魚介類のCs137濃度について

1 魚介類の濃度は海水の濃度に依存する。

2 放射性物質は、水銀や有機塩酸化合物と異なり、食物連鎖を通じて魚単体で蓄積し続けない。

3 魚体内中に入った放射性物質は、体外に排出される。
(海洋での濃縮係数はたかだか100以下である)

4 海に入った放射性物質の濃度は希釈・拡散され、薄くなる。

5 海中に入った放射性物質は、凝集沈殿したり、懸濁物に吸着し海底に運ばれる。

6 海底に沈殿した放射線物質は、魚に大きな影響を与えない。

■twitterでのお客様とのダイレクトメールです。ご一読下さい

色々とご心配されていて心中お察し致します。
震災後は私も昨年の9月ごろまでは不安でそれこそ血眼になって、徹底的に情報を収集しました。
(家族は気が触れたと思ったらしい)

家族や子孫や日本未来を考えるとそれこそ、絶望の淵に立つ思いでした。

私は一応「鮪」のプロフェショナルですから
自分の販売する商品がお客様を不安にさせることがあってはならなりません。

三陸塩竈ひがしものの検査態勢はこちらをご参照ください。
http://www.nakaoroshi.or.jp/higasimono/index.html 

延縄船により水揚げされたマグロ類の簡易測定結果 塩釜魚市場買受人協同組合
http://www.shiogama.or.jp/08_info/ksenryouinfo.html

水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)〜10月5日更新〜 水産庁HP
http://www.jfa.maff.go.jp/j/kakou/Q_A/index.html

水産物の放射性物質調査の結果について
http://www.jfa.maff.go.jp/j/sigen/housyaseibussitutyousakekka/index.html

「No.1823メバチマグロ」は私が提出した2体の検査結果です。御覧ください。

もともと日本より1500k沖の海水汚染のない海域で採取された回遊性の鮪ですから当然の結果ですが、数値を確認するまでは不安でした。
ここでまず恐ろしいのは他の汚染された多くの検体は何処へ?との疑問です。
現在福島で水産物の水揚げは有りませんから入手流通は不可能ですね。

では、福島以外の検体はどうか?これは直接水産庁にTELで確認しました。
「検査した検体は市場に流通しない」当たり前です。提出したのですから理論上は流通し得ない。

そこで、検体以外の漁獲した残りの魚は、何処へ行くのかと質問。
これは当然こう来ました。「暫定基準値を超えるものに関しては出荷されません」。

だから!!「その暫定基準値ってものがすごい数値で到底承服しかねるんだっ」
当然こうなりますよね。

ここからは私の説明では説得力をもちません。
是非、勝川俊雄先生著「日本の魚は大丈夫か」をお読み下さい。

ここで大切なことは、情報を精査して、一度客観的に外から冷静に判断することです。

私は数ヶ月前まで友人の大学教授の声にも耳を貸しませんでした。
話すことを全く頭から信用せずに
「こいつも御用学者なのか!」  こう思いました。
異常です。どうかしているのは誰でしょう?友人に無礼極まりない。恥ずかしい。

彼は食品工学専門で国の「福島除染プロジェクト」に参加します。
2歳の子の父です。子供と日本の未来を真剣に考え使命感に燃えていました。

私の手元には彼から手渡された放射性物質に関する学会の分厚い資料があります。
本当は貴方にもこれをお見せして、安心して頂きたいのですが・・・

長文乱文恐縮です。少しでも貴女の不安が和らげば幸いです。 佐藤孝

 
 
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